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【活動報告】2021年度卒業生・修了生より一言

  • matsuozemi2016
  • 2022年3月25日
  • 読了時間: 5分

今回は、本日(3月25日)卒業式・修了式を迎えられたゼミ生(4年生代表としてゼミ長の廣瀬さん、大学院を修了された堀田さん・中山さん)からの一言をお送りしたいと思います。


卒業生・修了生の皆さん、誠におめでとうございます!

引き続きのご活躍をお祈り申し上げます。


・廣瀬はるな(4年生ゼミ長)

 就職活動が終わり、自分の好きなことについてとことん向き合った大学生活ラストイヤー。卒業研究をより納得のいくものに仕上げようと、夏頃から力を入れて取り組みました。たった数分で回答が終わるアンケートも、「自分が知りたいことは何なのか」「回答者にとってわかりやすい質問項目を作るにはどうしたらよいのか」と苦戦し、回答時間の何倍もの時間をかけて作りあげたことを覚えています。想定外の調査結果に、自分が思っていたような論文を仕上げることができず少し悔しい気持ちはあったものの、追究することへの「難しさ」とともに「楽しさ」を感じることもできました。この研究を通して得ることができた「追究することの楽しさ」は、どの環境においても生かすことができるのではないかと感じています。わからないことや不思議に思ったことをそのままにするのではなく、学ぶ姿勢を忘れずに楽しんで追究する。この積み重ねで、一人でも多くの人にプラスの影響を与えられるような、理想の自分に近づいていけたらいいなと思います。

 二年間のゼミ活動、振り返ると本当に色々なことがありました。嬉しいことや楽しいことだけではなく、辛いことや苦しいこともたくさんありました。正直、後者の方が多かったかもしれません。しかし、一つ自信を持って言えることは「松尾ゼミに入ってよかった」ということです。学びに対する姿勢、物事の考え方、課題に対する向き合い方、リーダーの在り方。挙げるとキリがないですが、松尾ゼミに入る前の自分と比べると明らかに変わることができたと感じています。これもすべて、松尾先生や村本先生をはじめ、院生の方々や同期の仲間といった多くの方々のおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございました。松尾ゼミでの学びが私の自信になり、この先のどんな困難も乗り越えていけるような気がします。

 これから松尾ゼミで学びを始める皆さん。大変なこともたくさんありますが、どれも未来の自分を変えるための貴重な材料となります。松尾先生がよくおっしゃる「何事も楽しんでやる」この言葉を大切に、たくさんのことに挑戦していってください。最後までやり抜いた先に、必ず、大きく成長した自分が待っています。

 最後に改めて、二年間、いつでも味方になってくださりご指導してくださった先生方、院生の皆さん、そしていつも支えてくれた素敵な同期のみんな。本当にありがとうございました。


・堀田文郎(博士課程前期課程修了)

 大学院博士課程前期課程2年の堀田文郎です。

 私は立教大学社会学部社会学科を2020年3月に卒業した後、コミュニティ福祉学研究科松尾研究室へと進学しました。また2022年3月に修士課程を修了し、来年度から博士課程後期課程へと進学いたします。

私の研究テーマは「ボディビル競技の身体文化に関する研究」です。ただひたすらに己の肉体と向き合い、筋肉を鍛えるボディビル競技。ボディビルダーたちはなぜそこまで筋肉を鍛えるのか、そして、ボディビルダーたちは競技にその身を投じることで何を達成しているのか、といった問いに現在は取り組んでおります。この研究活動と並行して、私自身もボディビルダーとして筋肉を鍛える生活にその身を捧げています。

 修士課程での生活を振り返ってみると、一方では熱心に、そして敬虔に筋肉を鍛える日々を送り、また他方では、なぜ「ボディビルダー」といわれる人々がそこまで筋肉を鍛えることに熱中するのかについて研究を行う日々でした。

 そんな修士課程では修士論文の執筆以外に、学会発表や学生フォーラムへの参加などを行い、他大学の先生や院生との多くの出会いに恵まれました。そして、幸か不幸か、コロナウイルスの感染拡大により不要不急の外出を自粛することとなった修士課程の2年間で研究は大きく進みました。毎日のように自分の「ものの見方」が更新され、自分が生きる世界そのものが刷新される感覚は言い表せないような興奮と快感に満ち溢れたものでした。そんなこんなで私は今、研究と筋肉に邁進する日々を過ごしております。25年間かけてやっと、自分が本当にやりたかったことと巡り会えたような気がします。

 「自分が本当にやりたかったことを探し求め、自分を信じて突き進みましょう!」などという無責任で大それた助言をするつもりは毛頭ございません。ただ、皆さんが人生をかけるほどに熱中できる「何か」と出会えることを祈り申し上げております。


・中山健二郎(博士課程後期課程修了)

 2020年度より沖縄大学人文学部福祉文化学科で専任講師をしております。10年以上に渡り、松尾先生をはじめ、スポウエルの先生方や友人にお世話になり、おかげさまで「やりたいことをやりたいようにやれる」環境に恵まれました。スポーツ社会学を学ぶ、スポーツを研究する、ということは、私にとって「自分が何者なのか」を探す旅のようなもので、旅の道中で出会った仲間たちは何ものにも代えがたい大切な存在です。いつもめちゃくちゃに皆さんを振り回してしまう私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いします(笑)

 現役大学生の皆さんには、「目標に縛られすぎない生き方」をオススメします。これまで、「目標を明確にすることは良いことだ」と教えてくれた人はたくさんいたでしょうが、「目標を明確にするリスク」について考えたことはあるでしょうか?明確な目標設定は、ときに目標までの道中を「手段」として捨象してしまうことがあります。しかし、その道中よく目を凝らせば、脇道に素敵な景色が広がっていることもあるものです。たとえ行き先の駅が決まっていたとしても、車窓からきれいな海が見えたら思わず飛び降りてしまう、そんな衝動性が許容されているのが、大学生の醍醐味ではないかと思います。

 先行きの読めない社会情勢だからこそ、見落としがちな近くの美しいものに思いを寄せ、心豊かなあなただけの旅路を楽しんでください。


 
 
 

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