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【活動報告】大学院修了生・在学生の近況報告(vol.2)

  • matsuozemi2016
  • 2022年3月23日
  • 読了時間: 6分

大学院修了生の近況(第二弾)をお伝えします!

今回の報告は下記3名です。


2017年度修了生:村本宗太郎


2016年度修了生:種谷大輝、長谷直樹(秋修了)


次回は2015年度修了生、2013年度修了生、大学院在学生です!

お楽しみに!


【2017年度修了生】

・村本宗太郎

 松尾ゼミの現役学生、OBOGの皆さんこんにちは、大学院修了生の村本宗太郎です。

 現役の3年生、4年生の皆さんには1年間お世話になりました。ありがとうございました。先に御礼を伝えておきます。

 近況報告ということですが、現在私は、自分の出身地でもある静岡県にある常葉大学の教育学部生涯学習学科で働いています。皆さんにとってはあまり聞きなじみがない大学かもしれませんが、甲子園にたまに出場する常葉大菊川高校と言うと知っている人も増えるかもしれませんね。その常葉大菊川高校と同じ学校法人です。

 私が所属している生涯学習学科は、教育学部の中にありますので教員を目指す学生もいますが、学科としては教員という立場だけではなく、様々な立場から地域の生涯学習を支えることのできる人材を育成し、地域に貢献することを目指しています。私は、障がい者スポーツ指導員やレクリエーション・インストラクターを取得する学生の授業を担当していますので、卒業していった学生たちが今後の静岡県を生涯スポーツの視点から支える人材になってくれると良いなあと思いながら日々頑張っています。

 私個人の研究内容としては、部活動の体罰問題は大学院から継続して進めています。スポーツにおける体罰問題をはじめとしたハラスメント問題は以前と比べると定期的に注目されるようになってきていますが、それでも根絶には遠いのが現状です。こちらはライフワークとして学び続けています。

部活動の問題を考えるうえで現在は、部活動という日本の青少年スポーツを支えてきた仕組みそのものも大変動を起こす時期となりましたので、こちらも注視しています。2023年から地域部活動という制度が始まり、学校現場の先生方に頼り切ってきた部活動という仕組みが変わるとき、日本のスポーツ環境はどのように変わっていくのでしょうか。

 私は現在の勤務校で静岡県を中心とした、今後の地域スポーツを支えることのできる人材育成に励みますので、松尾ゼミの皆さんも将来それぞれの場所で力を発揮できる人になれるように、興味関心をもちながら問題に対する見方と考え方をよく学んでください。松尾ゼミの取り組みは大変かもしれないですが、将来に活きる十分な学びのできる貴重な場所です。それぞれの場所で学びを深め、在学中だけではなく卒業してからもお互いに高め合える松尾ゼミ生でありましょう!


【2016年度修了生】

・種谷大輝

 2017年に松尾ゼミに所属し、博士課程前期課程を修了した種谷大輝と申します。

 大学院修了後からは千葉市で公立中学校の教諭として勤めています。教員としては5年目となり学級担任、野球部の顧問を務めています。仕事上での運動・スポーツとの関わりとしては現在、体育主任、部活動主任を務めており、学校教育活動全体を通した体育・スポーツ的諸活動の指導・計画や子どもの体力向上の取り組みについて日々試行錯誤を重ねています。また、今年度は千葉市小中体育連盟の研修員としてボッチャの研究を行い、ボッチャの競技特性を生かし、生徒の課題解決能力の育成や地域の高齢者との共生社会の実現に繋げられるよう実践を重ねて研究を進めました。

 松尾ゼミの現役生へ伝えたいメッセージとしては「人生遠回りも悪くない」ということです。

 私は大学4年生の時に教員採用試験に不合格となり進路をどうしようか迷っていました。その時、ゼミでお世話になった松尾先生に池袋駅の喫茶店で相談をし、大学院に進学することに決めました。大学院進学後は松尾先生はじめ、村本さんや中山さんに鍛えていただき、ゼミの仲間と議論を重ねたり、調査を進めたりすることで課題を解決していく力を少しずつつけていくことが出来ました。

 また、松尾先生に出会い、社会学という学問に触れたことで世の中の当たり前を疑うようになり多角的な視点から物事を捉える考え方の基礎が身につきました。大学院卒業後も力及ばず教員採用試験に不合格となり講師として教科の専門外の数学を教えたり、特別支援学級の担任を務めたりしました。数学科の教諭を務めたことで生徒の論理的思考力をどう身につければよいか考えるようになりましたし、特別支援学級を担当したことで発達障害について一から勉強を行い、どんな子ども達でも運動・スポーツを楽しめるようスポーツをユニバーサルデザインし、授業を展開しようと工夫をするようになりました。その後何とか合格し、保健体育科として正規採用の教員となりましたが、全ての遠回りした経験が自分の教員として、また人間としての糧になっていると思います。

 自身の考え方の核となる部分は松尾ゼミで松尾先生やゼミの仲間と議論を繰り返す中で磨かれてきた部分が大きく影響しています。良い仲間との出会いは人を成長させます。松尾ゼミでの仲間の縁を大切に充実した学生生活を送ってください。


・長谷直樹(秋修了)

 スポーツウエルネス学科2012年卒の長谷直樹です。

 私は現在、スポーツビジネス界での仕事や社会貢献活動としてのスポーツマンシップの普及活動に従事しております。

 スポーツビジネス界での仕事は、スポーツ領域に特化した戦略コンサルティング&マーケティングソリューションカンパニーの株式会社スポーツマーケティングラボラトリー(SPOLABo)に所属し、野球、サッカー、バスケットボール、ラグビー等のメジャースポーツ競技団体、スタジアム・アリーナ事業者、また、スポーツ業界に関わる企業の方々などに様々なソリューションを提供しています。直近では、2023年3月に開業予定の北海道ボールパークFビレッジのtoCマーケティング領域全体のプロジェクトマネジメントや、ラグビー・リーグONE所属チームの事業化戦略の策定、Bリーグ所属チームの新アリーナ建設プロジェクトの推進、スポーツ庁の大学スポーツ振興事業、同じく中央競技団体の経営力強化推進事業など、を担っています。

 社会貢献活動としては、2018年に一般社団法人日本スポーツマンシップ協会を立ち上げ、スポーツマンシップの普及・啓発・推進を通してより良い人を育むこと、より良い社会づくりをすることに挑戦しています。

スポーツ界での仕事に従事している中で、松尾ゼミ/松尾研究室在籍中にスポーツ社会学の研究を通じて本質を読み解く力や構造化する力を養ったこと、また、JICA青年海外協力隊としてブータン王国で2年間スポーツの普及・振興活動に挑戦したことが、現在の大きなアドバンテージになっていると感じています。

 松尾ゼミの皆さんも本気で研究すること、本気で挑戦することを実践してみてください。



 
 
 

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