【活動報告】大学院修了生・在学生の近況報告(vol.3)
- matsuozemi2016
- 2022年3月24日
- 読了時間: 6分
大学院修了生の近況(第三弾)をお伝えします!
今回の報告は下記4名です。
2015年度修了生:金子琴美
2013年度修了生:杉原宗
在学生:宮崎亜美、中村真博
次回はいよいよ今年度卒業・修了されたゼミ生による報告となります!
お楽しみに!
【2015年度修了生】
・金子琴美
現在は、海外での教育、公立高校での教育を経験し、新しくできた教育の現場、インフィニティ国際学院という旅をしながら本質を学ぶ環境で、教育とは何か日々考えながら邁進しております。
生徒と向き合い、教育の本質、これからの社会にとって必要な教育を探求しながら悩む日々が続いておりますが、自分にとってそして、共生社会実現のためにやるべきことを全うしようと思っております。
また、趣味でヨガも始め、ヨガのインストラクターとしても活動しており、松尾ゼミで学んだスポーツ社会学、研究してきた指導者のあり方を軸に、心と身体を整える指導者として活動をしております。
自分らしくありつつ、多くの人の幸せに寄与できるよう今後も活動していきたいと思っております。
どんな時も松尾ゼミで学んだ時間が自分の自信となり、学びの軸となり、自分の生き方に豊かにしていってくれていると感じます。今の学べる時間を大切にし、存分に楽しんで物事を探求していってください!

【2013年度修了生】
・杉原宗
2013年修了の杉原宗(すぎはらたかし)です。修了後、岐阜県の教員に採用され、県内の高校で4年間、保健体育科の教員として勤務しました。また夢だった高校野球の監督となり、部活動指導にも力を入れて指導しました。
初めての異動で、県の知事部局に出向となり、県職員の一人として、アジアジュニア陸上競技大会の運営や、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまったねんりんピック岐阜2021の開催準備の業務に従事しました。そこでは、主に参加する選手を歓迎・応援する取り組みを、県内学校において実施するという仕事を担当しました。参加する学校の児童生徒や先生方の負担をできるだけ減らしつつやりがいを感じてもらい、参加する選手にとって岐阜来て良かった、また来たいと思ってもらえるような工夫を考えました。
学校での業務とは異なり、顔の見えない人に協力してもらうことを正しく伝える難しさを感じました。その他にも、扱う予算の大きさ、関わる外部の事業者とのやり取り、県外への視察など、学校では経験できないことをたくさん経験することができました。
2022年3月現在は、新型コロナウイルス感染症の感染が広がっていることもあり、応援職員として、薬局や医療機関で実施されている新型コロナウイルス感染症の無料検査事業の業務に従事しています。
教員の世界の当たり前に囚われず、県の知事部局で経験したことを今後の自分の教育活動に生かしていきたいと思います。
コロナによって、思い描いていた学生生活や研究活動とは、現状が違うかもしれません。私も今の自分の携わっている業務は、かつて自分の思い描いていた教員生活とは異なりますが、ここでしかできない、今しかできない経験をたくさん積むことができました。皆さんが、この状況でしか出会いえない事象、見られない景色があると信じて、ベストを尽くし、振り返った時には胸を張れるものを築けることを祈っています。

【在学生】
・宮崎亜美(博士課程前期課程1年)
コミュニティ福祉学研究科博士課程前期課程1年の宮﨑亜美です。
私は、2018年にスポーツウエルネス学科を卒業し、人材系の会社で2年ほど営業として勤務した後、大学院進学を決め、現在に至ります。
近況は、一言でいうと、自身の研究課題に向き合いながら日々過ごしております。
私の研究テーマは、「大学で運動部に所属する学生のキャリア形成支援のあり方に関する研究」です。具体的には、大学で競技引退する学生を対象として、スポーツに専心してきた彼ら彼女らが、競技引退を経て就職活動へ向かっていく様相を社会学的な視点から明らかにし、どのようにキャリア形成を捉えているのかについて研究を進めております。昨年の研究活動を経て、元々の研究計画を多々変更しているため、先行研究の検討や分析の枠組み、調査設計等、ただいま急ピッチで取り組んでおります。
また研究活動に取り組む一方で、一般社団法人大学スポーツ協会(通称UNIVAS)の広報部にて、週1~3日程度勤務しております。取り組んでいる業務内容は主に『UNIVAS STUDENT LOUNGE(U.S.L)』の運営です。2021年から始めた取り組みなので、なんだそれはと思われる方々がほとんどだと思いますが、U.S.Lは現役の学生が大学スポーツ振興のために様々な活動を自由な発想で企画・実行していくチームです。非常に面白いので、興味があれば調べてみてください。(笑)
このような感じで研究活動を行いながら、仕事でも現役学生のリアルを見たり聞いたりしてそれを研究にフィードバックしていくというような日々を過ごしております。決められたことをする毎日ではないで、社会人のときよりも忙しい、というよりも難しい毎日を送っている気がしています。
松尾先生は様々な格言で私たちを導いてくれますが、私は最近言われた一言を皆さんに共有して近況報告を終えます。
「自分の本当に知りたいことを知ることができるだろうかを常に考えて」
ありふれた言葉かもしれませんが、非常に胸に刺さりました。捉え方によっては研究以外でも応用できますよね。また、「常に」というのは本当に難しいですが、今後も先輩や先生を頼りつつ日々精進していきますので、宜しくお願いします!

・中村真博(博士課程後期課程3年)
大学院博士課程後期課程3年、現在ゼミ長を務めております中村真博です。
私は現在、松尾ゼミで研究を行いながら、日本財団パラスポーツサポートセンター研究員、日本ドッヂビー協会理事、大学非常勤講師などの活動を実施しています。
松尾ゼミでは「障害者スポーツを通じた肢体不自由者と健常者の関係性構築に関する研究」というテーマで博士論文の執筆を進めています。学部生時代から続けている車椅子ソフトボールには現在もプレーヤーとして参与しており、2021年からは車いすバスケットボールチームでマネージャー業務を行いながら、スポーツを通じて障がいのある人とない人がどのように関係性を構築しているのかについて研究を続けています。
また、学部4年生から研究員を務めている日本財団パラスポーツサポートセンターでは、東京2020パラリンピック後の意識調査や、地方行政におけるパラスポーツ推進事業の効果検証などを担当させていただいています。
2020年からは3つの大学にて非常勤講師として授業を担当させていただいており、コロナ禍により人生初の授業がオンラインでの実施という大変貴重な経験をさせていただきました。
紹介させていただいた以上の活動は、大学入学後に影響を受け、松尾ゼミでの研究を通じてモノの見方や考え方の一端を学べているからこそ実践することができている活動だと感じています。大学で学ぶ時間は自分の好きなことを探求・探究することができ、自身の将来を考えるうえでとても大切な時間だと思います。先の見通しがつきにくい社会状況だからこそ、自分の好きなことを継続していくための基盤を築いていきたいと思っています。
今後も切磋琢磨しながら楽しい学生生活を過ごしていきましょう!

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