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【活動報告】大学院修了生・在学生の近況報告(vol.1)

  • matsuozemi2016
  • 2022年3月22日
  • 読了時間: 7分

ご無沙汰しております。

今回は年度末ということもあり、大学院修了生の近況(第一弾)をお伝えします!

今回の報告は下記5名です。


2020年度修了生:秦絵莉香、佐々木肇


2019年度修了生:中島輝、加藤森、上野浩暉


次回は2017年度修了生、2016年度修了生です!

お楽しみに!


【2020年度修了生】

・秦絵莉香

 学生時代から、出身地である大分県玖珠町で、スポーツによる地域振興のプロジェクト(夢プロジェクト)を行っていました。

 その後、立教大学コミュニティ福祉学研究科に進学し、松尾ゼミにてコミュニティ・スポーツを研究。地元での活動を実践の場とし、「スポーツによる中間山村コミュニティ再編の可能性に関する研究―大分県玖珠郡玖珠町を事例としてー」をテーマに修士論文をまとめました。

 その後、株式会社スポーツビズに入社し、アスリートマネジメントやスポーツマーケティングに従事。東京2020オリンピックでは、NOCアシスタントとして、オリンピック選手村で日本選手団のアシスタントを勤めました。

 また、一般社団法人日本スポーツSDGs協会でもスポーツSDGsプロジェクトを推進し、“スポーツ・アスリート×SDGs”として、「フェンシング・折れ剣プロジェクト」や「スポーツ援農事業」「アスリートビーチクリーン活動」を推進しています。


・佐々木肇

 令和3年の3月に修士課程を修了しました佐々木でございます。現在は(特非)豊島区体育協会の事務局に勤務し、ご指導を賜りながら豊島区内におけるスポーツの普及や振興に取り組んでいます。また、豊島区のスポーツには、コロナ禍におけるスポーツの取り組み方や需要に対して不足気味な体育施設の利用に関する調整などの課題が山積しており、行政や体育施設とも連携して区民がよりスポーツを楽しめる環境づくりにも努めております。

 入局からもうすぐ1年になりますが、普段のルーティーン的な事務作業だけでなく、スポーツイベントの手伝い等にも参加できる機会があり、スポーツの現場について日々勉強させていただいております。一方で、コロナ禍で事業やイベントを中止あるいは縮小とすることも多く、事務局員としては繁忙期の恐ろしさを正直まだ実感できておりません。感染症が終息すればかつての賑わいが戻り、私自身も重要な業務を担当することが増えていくことと思いますので、2年目だからといって慢心せず気を引き締めて職務を全うしてまいります。

 現役学生の皆さん、コロナ禍において研究をあまり思うように進められていない方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に充実した環境で研究に没頭できるというのも大変貴重な経験になると思います。「松尾ファミリー」の一員として、皆様の研究が悔いなく終えられますよう祈念しております。


【2019年度修了生】

・中島輝

 2020年度より京都芸術大学附属高等学校で保健体育教員をしております。

 入職前まで縁もゆかりもなかった京都ですが、伝統と革新の二面性を持った街での暮らしは常に刺激的で、私の仕事観や生き方に大きく影響しています。寺社だけでなく、素敵なお店もたくさんあります。京都へいらっしゃった際にはお声掛け下さい。笑

 学校の話に戻りますが、本校は今年で開校4年目を迎えます。自分たちが伝統を創るワクワクさと、伝統がないからこそ慎重に進めなければならない責任を感じながら、生徒・教職員全員が日々濃密な学校生活を送っています。

 保健体育の授業では技能習得からルール分析まで、幅広くスポーツを捉えて展開しています。スポーツを「できる」、「できない」といった軸だけで教えるのではなく、「なぜそうなるのか」といった問いを立て、どうスポーツと関われば多くのひとを社会に包摂できるのか考え、実践しています。

 また最近創設されたスポーツ同好会では、ひとつの種目に絞らず、様々なスポーツを経験し、生徒自ら運営する顧問をしています。今後は他の同好会とのコラボレーションやイベントの開催、地域との繋がりを意識した活動を目指したいと考えています。

 このような考え方に至ったのは、松尾先生をはじめ、コミ福研究科の先生方やゼミ生にお世話になったからこそだと感じています。広い視点から考える研究活動や、自ら行動し、様々な経験ができた松尾ゼミは、私の人生にとってかけがえのないものです。

 ぜひ皆さんには限界を自分で作ろうとせず、好奇心に身を任せて行動してほしいと思います。自分の知らない新たな世界が発見できるかもしれません。素敵な大学生活になることを願っています。


・加藤森

 博士課程前期課程2019年度卒の加藤森と申します。

 私は現在、東京都下にある自然に囲まれた地域の市役所に勤めています。鹿とオートバイの接触事故やイノシシによる畑の被害など、ここは本当に東京ですか?と疑ってしまう地域で、高齢者福祉に関する業務に従事しています。休日は山谷を駆け回って、この足跡は何の動物のものだろう?とか、この糞は熊のものかな?などと思いを馳せながら飯盒でお米を炊いて食べる日々を過ごしています。

 大学、大学院では地域のスポーツクラブについて研究していましたが、現在の業務内容は主に、経済的な問題を抱えている方や認知能力が低下した方への支援であり、研究との関係性はほとんどありません。学部生の時に何となく受講した福祉系の講義で、最後部の2つ前ぐらいの座席で薄っすら聞いていたことが今の仕事になっています。

 ただ、松尾先生が仰っていたとおり、松尾ゼミで学ぶことはどの仕事においても通用するということは日々実感しています。世の中の当たり前を疑う姿勢や物事を徹底的に調べること、期限のあるものは逆算して計画的に取り組むこと等々。実際に働いてみると周りの人は案外できていないことだったりします。この近況報告原稿の提出期限を守っていないお前が何を言っているんだと思っている人がたぶんいると思いますが、この場を借りて謝罪させてください。すみませんでした。

 在学生に向けて一言書いてとあるので、それっぽいことを最後に。

 最近は、学生の時間とはなんて素敵な期間なんだろう、とよく思うようになりました。好きなことを好きなだけできて、自分の勉強したいことを好きなだけ勉強できることが羨ましくて仕方ありません。好きなことを好きなだけとは言ったものの、現在のコロナ禍にあっては多くのことを制限された学生生活であることと思いますが、どうか実り多い時間を過ごしてください。


・上野浩暉

 2019年度、大学院前期課程を卒業した上野浩暉です。法学部法学科を卒業後、大学院で松尾ゼミに入り、2017年から3年間お世話になっていました。

 私は現在、立教大学で職員をしながら、在学中から続けているフィンスイミングという競技の選手をしています。卒業後はコロナ禍で、2年近く競技会がないなど、悶々とした日々を過ごしておりましたが、昨年3年ぶりに世界選手権が開催され、私も出場し4位入賞することができました。今年は国際大会も多く再開され、私にとって勝負の1年です。フィンスイミング界で日本人はまだ世界大会のメダルを取ったことがなく、今は7月に行われる世界選手権にて、初めてのメダル獲得を目指し、日々トレーニングをしています。

 在学中から競技ばかりで、修士論文が書けず留年をするなど苦労した思い出が多い私ですが、松尾ゼミで学んだ社会学的な視点は、今でも自分の中心にある考え方となっています。3年間、社会学のほんの一部をかじっただけでは、「社会学とは何か」を自分の言葉で説明するのは難しいですが、ゼミの内外で先生や先輩方が議論をしている中で口にしていた、「常識の外から出来事を観察する」のが社会学だという言葉は今でもよく覚えています。自分の常識を取り払い、出来事の背景を読み解こうとすることで、より自分の視点が明確になる感覚をとても面白く感じた覚えがあり、卒業後も競技を続けるきっかけになったのも、この考え方が根底にあったように思います。そして今でも、自分の置かれている状況や感情がわからなくなった時には、社会学的な視点から整理するようになり、松尾ゼミの経験が活きているなあと感じています。

 大変な世の中ではありますが、とにかくまずは松尾ゼミでの活動を楽しんで、思い出をたくさん作ってください。きっとその経験が、皆さんにとっての支えとなる考え方をみつける場になるのではと思います。ゼミ活動だけでなく卒業後も、皆さんの活躍を楽しみにしております!!



 
 
 

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